■ポイント式でも、フルトラ方式でも最良の点火エネルギー

ポイント式セミトラ方式でも　無接点フルトラでもトランジスターイグニッション独特の長い火花時間と独自のCDコントロール機能によって、CDI,MDIに決して負けない安定燃焼を実現しました。
（注1　セミトラについての詳細はこちらをご参照下さい）。

■CDコントロール機能

電流制御、ドエル制御（閉角度制御）回路の採用によって、6Aもの電流を6500回転でも安定的に供給することを可能にしました。また、低回転域では、逆に、流れ過ぎる電流値を従来の20％までコントロールして、余分な電流消費と発熱を抑えながら、効率を最大限に引き出します。
（注2　詳細はこちらをご参照下さい）。

■IGコイル一体式

専用閉磁型コイルを採用。ポイント式では使用が困難とされていた閉磁型コイルを、 No.8900の独自の回路によって、ベストマッチングさせ、コイルの出力性能を最大限に引き出します。又、ポイント式など補修用（交換用）ＩＧコイルが不足している旧型車種でもこのハイパーモデルの”ＩＧコイル一体式”の簡便さが支持を得ています。

■セミトラ、フルトラの両機能

セミトラ、フルトラ両機能をワンセットにした1台2役の機能で、PPKの設定のある車種であれば　PPKの併用でフルトラ化することが出来、PPKの設定の無い車種ではセミトラとして使用出来ます。
（PPKの適合はこちらをご参照下さい）。

■抜群の始動性

閉角度制御機能が始動時の火花特性を大幅に向上させ、セル一発の安定した始動性を実現しました。始動時の低いエンジン回転数でも着実な点火信号と優れた火花特性で、厳寒の中でも”セル一発”の抜群の始動性を発揮致します。

■幅広い適用

そのままでポイント式セミトラ点火として使用でき、弊社別売りＰＰＫとの併用ではフルトラとしても使用できるデュアル機能で、旧型の国産車からミニクーパーなど旧型の輸入車まで幅広い適用を可能にし、トランジスターイグニッションシステムをさらに身近なものにしました。さらに、トランジスターイグニッションならではの特性によって電圧式、電流式タコメーターなど計器類、補器類の作動に全く影響を与えません。

■一年間の長期製品保証

◆ご注意

●ハイパーイグニッションシステムはポイント式点火システムの車両をその対象に開発されていますので、最近の車両などすでに純正のフルトラシステムを採用されている場合には取付けできませんのでご注意下さい。

●弊社ハイパー・イグニッションシステムに付属の“閉磁路型イグニッションコイル”は、旧来のIGコイルに比べてプラグコード挿入部が深く純正プラグコード（ノーマル）の使用ができません。
純正プラグコードのままでのご使用や改造、加工等でのご使用は、車両及び本製品の故障、IGコイルの破損の原因となりますので、必ず製品付属の「プラグコード特注製作シート」にご記入の上、弊社シリコーンプラグコードをご注文下さい。（有償）
最近主流のこの閉磁路型IGコイルについては従来品に比べて挿入部が深くなっているために、ノーマルのプラグコードなど最深部に十分到達していないままご使用になるとIGコイル挿入口内部で放電を繰り返してプラグコード先端を腐食したり（写真A）損傷し、最後にはIGコイル内部を破壊してしまいますので、十分に御注意下さい。


写真Ａ（腐食したＮＧ品）


写真Ｂ（正常動作品）

ハイパー・イグニッションシステムをお取り付けの際には、製品付属の「センターコード特注製作シート」に長さや形状など必要事項をご記入の上、専用のプラグコードをご注文下さい。

●ニッサンＮＡＰＳ前（昭和５０年以前）車両に、No.８９００を取付ける際、基本的にはそのままで純正採用の電流検出型タコメーターは作動しますが、一部にはタコメーターの針は動くものの正常な動きでないという事例があります。この場合には別売　電流検出型回転計アダプターNo.9599-50　¥14,000＋税を併用して下さい。
但し、すでに車両が昭和４３～４９年という旧車になりますので、タコメーターの作動を絶対保証出来るものではありませんので、その点はご理解下さい。